お役立ちコラム
マイホーム購入のベストなタイミングとは?
後悔しないポイントを解説
さまざまなライフステージを経験する中で、「いつかは自分の家を持ちたい」と考える方は少なくありません。マイホームの夢を実現させるときに気になるのが「いつ購入すべきなのか」や「購入時期によって損や得をすることがあるのだろうか」など、購入するタイミングに関することです。
そこで本記事では、マイホーム購入にベストなタイミングや後悔しないために注意しておきたいポイントについて解説します。マイホームの購入を検討している方や、購入のタイミングを悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
【1】マイホームの購入に適したタイミング
「人生最大の買い物」といわれるマイホームの購入は慎重に行いたいものですが、購入を決めるタイミングとしてよくあるのは、主に以下のようなときです。それぞれ解説していきます。
1-1.年齢
国土交通省住宅局が公表している「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」によると、住宅の一次取得者(初めて住宅を購入した人)で最も多い年齢層は30代後半〜40代前半です。
30代後半~40代前半の年齢が多い理由として、収入が安定する年代であることが挙げられます。また、住宅ローンの返済期間は35年となることが多いため、完済する年齢を考慮して今のうちに購入したいと考えるケースが多いようです。購入を考えるタイミングや実際に購入するタイミングとして、30代後半~40代前半は適している年齢といえるでしょう。
1-2.年収
同報告書によると、一次取得者で最も多い世帯年収は700万円前後です。マイホームを購入すると、融資を受けて購入した方は住宅ローンの返済が始まります。借入額は住宅の規模や頭金の額によって変わるものの、適切な返済比率は年収の20~30%程度です。年収700万円であれば、20%を返済に充てると年間140万程度を返済できることになります。世帯年収700万円前後は、長期の住宅ローンを無理なく返済できるラインであると考えられるでしょう。
1-3.世帯人数
同じく上の報告書によると、一次取得者で最も多い世帯人数は2~4人です。家族が増えることがマイホーム購入の大きなきっかけの一つとなっています。世帯人数が変化する理由は、結婚や出産、両親との同居などが挙げられます。
1-4.ライフステージの変化
ライフステージの変化がマイホーム購入のタイミングとなることも珍しくありません。主に以下のような出来事が、マイホーム購入のきっかけとなります。
結婚
結婚して家庭を持ち、「どこに住むのか」「仕事をどうするのか」などの将来設計がある程度固まった段階でマイホームを考えることも多い傾向にあります。夫婦共働きであれば世帯年収が高くなり、二馬力で住宅ローンを返済できるため選択の幅を広げられるでしょう。
出産
出産して夫婦2人のときよりも広い空間が必要になったタイミングで、マイホームを購入するケースもあります。子育てのしやすさを重視し、周辺環境や治安、保育園・公園の数といった条件から住む場所を見直すこともきっかけの一つです。マイホームを建てることで、子ども部屋などの間取りを自由に取り入れやすくなるでしょう。
子どもの入学・進学
通わせたい学校の学区内で探すなど、子どもの通学環境にあわせてマイホームを購入するケースも少なくありません。公立の小中学校の場合、原則として住んでいる場所に応じて通学先が決まるほか、小さいうちは通学する距離も考える必要があります。マイホームをどこに構えるかは、教育面でも重要だといえるでしょう。
子どもの独立
子どもが大学進学や就職などで家を離れて夫婦2人の生活に戻ったときは、終の棲家としてのマイホームを構えるのに適したタイミングです。ただし、年齢が高くなると住宅ローンの返済期間が短くなり、月々の返済額が高めになる可能性があります。ローンを組む場合は総返済額に注意しておきましょう。
1-5.その他
上で紹介したケース以外にも、次のようなマイホーム購入のタイミングが考えられます。それぞれどのようなきっかけがあるのか、チェックしておきましょう。
身内や知人に勧められた
親戚や友人など身の周りの方がマイホームを購入し、理想の暮らしを叶えた姿を目の当たりにすることも、マイホーム購入の検討材料となります。身近に購入した人がいると、「どの部分にこだわったのか」「何が決め手だったのか」といったリアルな話を聞きやすく、購入に向けてより具体的に検討できるのがメリットです。
老後の備えとして
「子どもの独立」と近い状態になりますが、夫婦や単身での暮らしを想定しつつ、老後に備えた家づくりをするケースもあります。注文戸建であれば、平屋にして階段の昇り降りをなくしたり、玄関からすべてバリアフリーにしたりするなど、自由度の高い設計が叶えられるでしょう。
今の家が手狭に感じた
生活用品や家具が増えたり部屋の広さが十分でなかったりなど、現在の住まいを手狭に感じることもマイホーム購入の大きなきっかけとなるでしょう。マイホームであれば家族構成や部屋の用途に応じて間取りを変更するなど、自由に工夫ができます。
【2】マイホーム購入のタイミングを間違えないためのポイント
マイホームは一生に何度も買うものではないからこそ「購入してよかった」と思えるタイミングで検討することが大切です。ここからは、マイホーム購入のタイミングを間違えないための3つのポイントを解説します。
2-1.希望条件の優先順位を決めておく
マイホームを購入するにあたり、なにを優先するかを明確にしておくとタイミングの間違いを防止できます。家づくりでは、希望をすべて叶えることはハードルが高いといわざるを得ません。予算内に収めることなのか、周辺環境なのか、子どもの学校までの距離など、重視すべきポイントをピックアップして優先順位を決めるようにしましょう。
2-2.マイホーム購入後の生活をイメージする
マイホームを検討する際は、購入後に支障が出る可能性はないかを考えつつ、実際の暮らしをイメージするようにしましょう。住宅ローンを無理なく返済できるのか、転勤や親との同居の可能性はないのかなど、マイホーム購入後に住み続けられる状況かどうかを判断することが大切です。「今購入して大丈夫なのか」と迷ったときは、家づくりの専門家に相談することをおすすめします。
【3】マイホーム購入のタイミングに悩んだら、まずは相談を
マイホームは一生に何度とない大きな買い物なので、購入後に後悔しないためにも慎重に納得いくまで検討を重ねる必要があります。
マイホーム購入のタイミングをどのように考えてよいか迷った際は、「家サイパートナー」にご相談ください。ハウスメーカーに属さないアドバイザーが中立の立場から、家づくりに役立つ情報とアドバイスをご提供します。
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