お役立ちコラム
【注文住宅】完成までの期間や全体の流れ、
最短で進めるコツを紹介
マイホームの夢を叶える注文住宅。しかし、「完成までどのくらいの期間を想定しておけば良いかわからない」「スムーズに進めるにはどうすれば良いかわからない」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、注文住宅が完成するまでの一般的な期間や全体の流れ、最短で家づくりを進めるためのコツをわかりやすく解説します。注文住宅にすべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
【1】注文住宅が完成するまでにかかる期間
注文住宅を建てると決めてから完成するまでにかかる期間は、一般的に10~15ヶ月程度です。しかし、この期間は下記のような要因によって変動します。
- 土地探しから始めるかどうか
- 住宅のデザインへのこだわり
- 依頼する住宅会社の状況 など
早ければ6ヶ月程度で完成することもありますが、難航した場合は2年近くかかるケースも見られます。そのため、住み始めの希望日が決まっているのであれば、余裕を持って早めから家づくりを進めていかなければなりません。計画的に進めることで、希望の時期にマイホームに住み始められます。
【2】注文住宅づくりの全体の流れ
注文住宅を建てるには、いくつかの重要なステップを踏んでいく必要があります。これから紹介する流れを把握しておくと、より計画的に家づくりを進められるでしょう。各段階にかかる期間も併せて記載していますので、全体のスケジュールを立てる際の参考にしてください。
2-1.情報収集・予算決め
家づくりの第一歩は、情報収集と予算決めです。どのような家を建てたいのか、具体的にイメージを固めていきます。見学会や住宅展示場に足を運んだり、気になる住宅会社のWebサイトを見たり資料請求したりして、情報を集めましょう。
同時に、イメージする住宅を建てるにはどれくらいの予算が必要か、住宅会社に相談し大まかな見積りを出してもらいます。住宅ローンを組む場合は、無理のない返済額や頭金の額なども決めておくことが大切です。情報収集や予算決めには、通常1~3ヶ月程度かかるでしょう。
2-2.土地探し・住宅会社選び
次に、土地探しと住宅会社選びを行います。同時に進めていくことが多く、すでに土地を所有している場合は住宅会社選びから始めます。土地探しは物件検索サイトで探したり、不動産会社に問い合わせたり、住宅会社に相談したりして行うのが一般的です。
住宅会社選びでは施工例などを確認し、デザインやアフターサービス、対応している工法・性能などあらゆる面から判断します。複数社を比較検討すると、より希望に合った住宅会社が見つかるでしょう。土地探しや住宅会社選びにかかる期間は、3~6ヶ月程度です。
2-3.打ち合わせ・契約・住宅ローン申請
プラン確定のために打合せを重ね、建築費用が決まったら土地・建物の契約や住宅ローンの申し込みを行います。ローンの審査には1ヶ月程度の時間がかかり、契約にも大きく関わるため、書類の準備など早めに手続きしたほうが良いでしょう。
全体で2~6ヶ月程度かかることが一般的です。じっくり打ち合わせを重ねると、より理想の住まいに近づけられます。
2-4.着工
着工前や工事中の期間には、地鎮祭や基礎工事の確認、上棟式を行います。家を建てる工事は長期間かかるため、近隣住民への挨拶を事前に行うことも大切です。
工事期間は住宅の規模や資材の調達スケジュール、天候などによっても変わりますが、通常3~6ヶ月程度です。定期的に現場確認を行うと、進捗状況を把握でき、必要に応じて調整を行えます。
2-5.竣工・引渡し・引越し
建物が完成したら、不具合がないか綿密に検査を行います。その後、必要な書類や鍵を準備して物件の引渡しを行います。登記手続きが完了した後は、好きなタイミングで引越しが可能です。
竣工から引越しまで1ヶ月程度かかり、引渡しから1〜2週間後に引越しする方が多いです。
【3】注文住宅づくりで時間がかかりやすいポイント
できるだけ早く完成して住み始めるには、スケジュール通りに家づくりを進めていく必要がありますが、なかには時間がかかりやすい工程があります。時間がかかりやすいポイントを把握し、適切な対策を取ることで、よりスムーズに家づくりを進められるでしょう。以下に、特に注意が必要なポイントを紹介します。
3-1.土地探し
土地探しは、注文住宅づくりの中でも特に時間がかかりやすいポイントの一つです。なかなか気に入る土地が見つからなかったり、いくつかある候補の中で悩んでいる間にほかの人が先に購入したりと、土地探しを始めてすぐに決まるとは限りません。
また、こだわりが強くなるほど時間がかかり、決められなくなってしまうこともあるでしょう。効率良く土地を見つけるには、希望条件に優先順位をつけたり、期限を設けたりしておくことが大切です。
3-2.設計プラン決め
設計プランを決めるための打合せには、多くの時間がかかります。注文住宅を建てるには、外壁や内装の細かい部分まで素材や色、設備などを決めていかなければなりません。こだわりが強くなるほど悩むことも増え、予算とのバランスをとるのが難しくなるケースもあるでしょう。
時間短縮のためには打合せの回数を決めておき、希望がある場合はあらかじめ担当者に伝えて、打合せのタイミングで希望に対する提案をしてもらうなどの工夫が必要です。
【4】注文住宅の完成までの期間を短縮する方法
注文住宅が完成するまでに1年程度かかることが多いですが、できるだけ効率的に進めるにはどうすれば良いのでしょうか。以下では、注文住宅をできるだけ早く完成させるための4つのコツをご紹介します。
4-1.家族で住宅イメージをまとめておく
理想のマイホームをつくるには、家族全員が住みやすく満足のいく家にすることが大切です。打合せ中に家族間で意見が割れると時間がかかり、スケジュールにも影響してくるため、事前に家族で話し合いをしておくことをおすすめします。
間取りの部屋数や設備、こだわりたいポイントを話し合い、できるだけ意見を一致させておきましょう。そうすると打合せがスムーズに進み、時間短縮につながります。
4-2.希望条件の優先順位を決めておく
間取りや設備へのこだわりが強すぎると予算オーバーしたり、設計プランがなかなか決まらなかったりと、時間や労力がかかります。そこで、希望条件の中で優先順位を決めておけば、予算を考慮したうえで必要ないものを省けるため、効率よく設計プランをきめられるでしょう。家族の希望を取り入れられるよう、事前に話し合いをしておくことも重要です。
4-3.土地探しは期限を決めて計画的に行う
先述のとおり土地探しは時間がかかりやすく、すぐに希望の土地を見つけられるとは限りません。土地探しにかける期間は「3ヶ月」などとあらかじめ期限を設けておけば、時間をかけすぎずに済むでしょう。
また、「希望条件の中から優先順位が高いものを2~3個ほど満たしていればOK」などと、妥協点をつくっておくと決断しやすくなります。土地探しを依頼した会社に任せきりにするのではなく、日頃からアンテナを張って土地情報を収集しておくことも欠かせません。
4-4.完成時期から逆算してスケジュールを決める
「賃貸の更新時期までに退去したい」「子どもの入学時期に合わせて引越したい」などと入居の希望時期が決まっている場合は、引き渡し予定日から逆算して計画しましょう。一般的に注文住宅づくりは約1年かかり、スムーズに進まなければ、1年以上かかることも珍しいことではありません。
そのため1年半前から動き始めるなど、余裕を持ったスケジュールを立てて動き出したほうが良いでしょう。スケジュールに余裕を持って進めると、焦ることなく理想の家づくりを実現できます。
【5】計画的にスケジュールを立てて注文住宅づくりの期間を充実させよう
注文住宅づくりは、夢のマイホームを実現する素晴らしい機会です。完成までに一般的に10~15ヶ月ほどかかりますが、計画的に進めることで、家づくりの期間が充実したものになるでしょう。完成希望時期から逆算してスケジュールを立てると、余裕を持った家づくりを進められます。
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